６月下旬、２０センチ以上に大きく育った旭の苗を田植えしました。この時期になるとジャンボタニシの動きが活発になることから、田植え直後から田んぼの水を引く、入れるを繰り返し行います。

今年はジャンボタニシの数がとても多かったことに加え、７月上旬に大雨が続いたことにより、まだまだやわらかい苗は、かなり広範囲に食べられてしまいました。補植もしましたが、数にも限りがあり、このような状態の田も数か所ありました。とはいえ、草を抑えることができたのもタニシのおかげなので、お互い様だと思っています。来年以降はタニシが増えすぎないように、真冬に田んぼを耕運するという対策をしていこうと思います。

１０月下旬、たわわに実った旭です。穂を出すと毎年必ず倒れていた旭ですが、今年は台風の直撃がなかったため、ほとんど倒れることなく、すっくとした姿で、きれいに熟していきました。

旭というお米は、人工交配していない希少な在来種のお米で、コシヒカリやササニシキなど、おいしいお米のルーツでもあります。
土鍋やガスコンロ用のかまど（おすすめ）で炊くと、大粒で、ふくよかな甘みがあるお米が炊き上がります。つい食べ過ぎても胃もたれのしにくい、昔の人がどんぶり何杯も食べていたのはこんなお米だったからなのでは、と思います。食べ続けることで、このお米でなくっちゃ、という方が増えているように感じます。
毎日のご飯としてはもちろん、冷めても美味しく、お寿司やおにぎりにも適しています。
今年の暑さにも耐え、もりもりと元気に育った旭を是非ご賞味ください。

「旭の田んぼ｝
農薬・除草剤・肥料不使用歴　４年以上

「種籾」
自然農の農家さんから譲っていただいた自家採取歴６年以上のもの

※お米は、すべて「未検査米」になります。お米の等級検査を受けていないため、法律的にお届けさせていただくお米袋に品種や産年度を表示することができません。少しでもお米の価格を抑えられるよう、等級検査は受けておりません。お米に同封させていただくご案内用紙に品種は明記させていただきますので、ご安心ください。

※ご家庭でのお米の保管につきましては、冷蔵庫等での低温保存をおすすめします。常温で保存される場合は、冷暗所で冬場で３カ月、夏場は１カ月程度で食べきれるくらいの量でのご注文をおすすめしております。特に夏場に玄米でご注文いただいたお客様は、高温多湿（２５度以上）の場所に保管されますと、虫の発生の恐れが非常に高くなりますので、お気をつけください。